診療科・部門

産婦人科

お知らせ

※里帰り分娩をご希望の方へ:2022年12月23日

※立ち会い出産再開のお知らせ:2022年1月28日

※無痛分娩をご希望の方へ:2022年12月23日

※HPVワクチンキャッチアップ接種・9価ワクチン接種について:2022年12月23日

※出生前診断外来の開設のお知らせ:2022年12月7日

当科について

 当科は女性の一生涯をサポートすることを基本理念として診療にあたっております。三重大学医学部附属病院をはじめ関連病院と連携し、周産期・腫瘍(悪性を含む)、産婦人科疾患全般の診療をしております。周産期部門では、正常妊娠・分娩の管理だけでなく、NICU(新生児特定集中治療室)と連携し周産母子センターとしてハイリスク妊娠の方や、分娩進行中の急変にも対応できるように万全を期しております。 腫瘍部門では、2020年より施設認定に伴い腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術が保険診療下で行えるようになりました。2022年からはロボット支援下手術(da Vinci®)もおこなっております。

指定・認定

・日本婦人科学腫瘍学会専門医制度指定修練施設

・日本産科婦人科内視鏡学会認定研修施設

・特定非営利活動法人婦人科悪性腫瘍研究機構登録参加施設

・三重大学医学部附属病院 産婦婦人科関連病院

産科部門(周産母子センター)

 当科は地域の中核病院として、正常妊娠の方は勿論、ハイリスク妊娠の方の妊娠・分娩管理を、麻酔科やNICU、内科、そして三重大学医学部附属病院産婦人科と連携し合いながら、集学的に行なっております。外来は基本的に主治医制であり、最新の超音波装置を使い日々診療にあたっております(診察時のエコーの動画を後で見られる動画配信サービス「Angel Memory」を導入しました)。羊水検査や超音波検査による出生前診断のご相談も受け付けております。また、助産師による保健指導も積極的に取り入れています。

 ※ハイリスク妊娠:胎児発育遅延(同じ妊娠週数の胎児の平均体重に比べてとても小さい事)、多胎妊娠(双子以上の妊娠)、早産(37週未満の出産)、前置胎盤、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、糖尿病・甲状腺疾患・自己免疫疾患・腎疾患・てんかんなどの合併妊娠など。

内訳  / 年度 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
分娩総数 215 260 287 301 313
無痛分娩 0 0 0 4 7
帝王切開術 56 74 105 107 112
母体搬送 10 13 23 32 58

お産をご希望の方へ周産母子センターへ

婦人科部門(腫瘍・女性医学)

悪性疾患

 子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌を中心に、放射線科、病理診断科、麻酔科、外科、外来化学療法部、がんの認定看護師が所属するがん相談支援センター、三重大学医学部附属病院産婦人科と連携して診療にあたっております。受診後は早期に治療に移れるように、スピード感をもって取り組んでおります。
 受診された後、問診と診察(超音波・病理検査)、画像検査(CT・MRI検査など)を行い、後日その結果をお伝えします。お伝えした後は、たくさんの不安があると思います。がんの認定看護師も同席し病状説明を行い、個別にお話をお聞きするなど多職種の方と連携し「治療」だけでなく、「生活」を支えられるように努めております。
 皆様のご期待の応えられるよう、標準治療を中心に、治療とケアをご提案します。セカンドオピニオンも可能ですので、しっかり納得して頂き治療に臨んで頂きます。

子宮内膜症・子宮筋腫・子宮腺筋症

 多くは無症状ですが、月経異常(痛み止めが必要な程の月経痛など)、鉄欠乏性貧血、腫瘍による圧迫症状、不妊をきたすことがあります。
 治療法は、以下の2つに大きく分けられます。 子宮を温存する;低用量ピルやLNG-IUS(ミレーナ®)などの薬物治療・子宮動脈塞栓術・マイクロ波子宮内膜アブレーション術・外科的加療。 子宮を温存しない;子宮全摘術。
 当科では、上記の中からご本人に寄り添った治療方針を提案します。手術療法では手術負担の少ない術式である腹腔鏡下手術を積極的に検討し、自己血の貯血も行っています。

月経困難症

 月経困難症は、月経中の下腹部痛に始まり、月経周期近くの便秘・下痢、慢性骨盤痛、イライラなどの気分不良など多くの症状をまとめた呼び方で、生殖年齢の女性の25%以上に認められるといわれております。若年者では、検査上病気が指摘できない「機能性月経困難症」が多いといわれますが、年を重ねるにつれて上記の子宮内膜症などの病因が原因となる「器質性月経困難症」が増えてまいります。
 月経困難症は、女性の生活の質を落とすだけではありません。子宮腺筋症や子宮内膜症などは不妊症の原因にもなり、子宮内膜症性卵巣腫瘍は頻度は稀ですががんになることもございます。症状とライフステージに合わせてよりよい治療を提案させていただきます。
 当院ではオンライン診療を導入しており、遠方の方、通院が難しい方の診療も対応しております。

女性ヘルスケア外来

 当科では過多月経などの月経異常、更年期症状、卵巣機能不全、骨粗鬆症、骨盤臓器脱(子宮脱など)、子宮内膜ポリープも診療対象とさせて頂いております。女性のライフステージにあわせた治療を計画する必要があり、保存的治療だけでなく、手術的治療も積極的に行なっております。子宮脱の手術にはお腹に創をつけない、膣式手術も取り入れております。
 また、毎週水曜日は当科顧問の須藤医師による女性健康外来も開設しておりますので、お気軽にご相談ください。

※当科では不妊症・不育症の治療は行なっておりません。地域の生殖補助医療施設や三重大学高度生殖センターへご紹介させていただいております。

外来担当医表

 
午前
@am
[完全
予約制]
初診
@am
脇坂太貴杉本賢政
千田時弘
二次検診
(交代制)
榊原康平二村 涼
手石方康宏
再診
@am
脇坂太貴
杉本賢政
平田 徹
千田時弘
須藤眞人
(女性健康外来)
榊原康平榊原康平
二村 涼
手石方康宏
午後
@pm
[完全
予約制]
再診
@pm
脇坂太貴杉本賢政
平田 徹
千田時弘
須藤眞人
(女性健康外来)
榊原康平榊原康平
二村 涼
脇坂太貴

医師紹介

氏名 平田 徹部長
専門領域 産婦人科一般・婦人科腫瘍学
資格等

日本婦人科腫瘍学会 婦人科腫瘍専門医
日本産科婦人科内視鏡学会 腹腔鏡技術認定医
日本産婦人科学会認定産婦人科専門医・指導医
日本がん治療認定医機構日本がん治療認定医
母体保護法指定医
新生児蘇生法専門コース修了
臨床研修指導医講習修了
緩和ケア研修会修了
ダヴィンチサージカルシステム術者認定資格

所属学会

日本周産期・新生児学会,日本婦人科腫瘍学会,日本癌治療学会,日本臨床細胞学会,日本産科婦人科内視鏡学会,日本人類遺伝学会,次世代婦人科MIS研究会事務局

氏名 千田 時弘部長
専門領域 産婦人科一般
資格等

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医

新生児蘇生法専門コース修了

日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

母体保護法指定医
緩和ケア研修会修了
臨床研修指導医講習修了

ダヴィンチサージカルシステム術者認定

JPTECプロバイダー

ICLSプロバイダー

TNT(Total Nutrition Therapy)プロジェクト終了医師

 

所属学会

日本産科婦人科学会,日本婦人科腫瘍学会,日本癌治療学会,日本産科婦人科内視鏡学会,日本感染症学会日本性感染症学会

氏名 二村 涼医長
専門領域 産婦人科一般
資格等 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
新生児蘇生法専門コース修了
ダヴィンチサージカルシステム術者認定
緩和ケア研修会修了
臨床研修指導医講習修了
所属学会 日本産科婦人科学会,日本産科婦人科内視鏡学会,日本婦人科腫瘍学会

 

氏名 脇坂 太貴医長
専門領域 産婦人科一般
資格等

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
JOGa器質性月経困難症に対する適正なホルモン療法等に係る研修修了
日本DMAT隊員
平成30年度災害派遣医療チーム研修修了
緩和ケア研修会修了

所属学会

日本産科婦人科学会,日本産科婦人科内視鏡学会,日本婦人科腫瘍学会

氏名 手石方 康宏医長
専門領域 産婦人科一般
資格等

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本産科婦人科内視鏡学会 腹腔鏡技術認定医
ダヴィンチサージカルシステム術者認定
緩和ケア研修会修了

所属学会

日本産科婦人科学会,日本産科婦人科内視鏡学会

氏名  榊原 康平
専門領域
資格等

新生児蘇生法専門コース修了
ダヴィンチサージカルシステム助手認定資格

所属学会

氏名  杉本 賢政
専門領域
資格等

緩和ケア研修会修了
ダヴィンチサージカルシステム助手認定資格

所属学会

須藤 眞人

氏名 須藤 眞人顧問
専門領域 婦人科全般,女性医学(更年期障害、骨粗鬆症など)
資格等 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
臨床研修指導医講習修了