理事長ごあいさつ
桑名市総合医療センターは、2012年4月、桑名市民病院と民間の山本総合病院、平田循環器病院が統合され地方独立行政法人として誕生しました。日本でも数少ない官民病院の統合例です。その後新病院の建設が進められ、2018年4月に新病院の竣工、2020年8月には改修棟などのすべての工事が完了しました。桑名市民はもとより近隣の市町にお住まいの皆さんにとっても待望の新しい総合病院が誕生しました。その特徴と果たすべき役割は次の通りです。
- 外来棟と入院棟
-
当センターは外来棟と入院棟から成り、病床数は新入院棟(東棟)に321床、改修棟(西棟)に79床の計400床です。
入院病棟は、脳卒中、循環器、消化器センターなど、各分野の内科医と外科医が一緒になって診療にあたる臓器別配置となっており、診療の質の向上と効率化を実現します。
集中治療室や新生児集中治療室(NICU)の充実を図って、重症患者の治療成績の向上をめざし、成人や小児の救急医療や周産期医療の強化、腎臓病やリウマチなどの慢性疾患にも力を注ぎます。 - 桑員地区の中核病院
-
桑員地区の急性期医療を担う中核病院として、地域医療の充実に努めます。かつ、地域医療支援病院としても、近隣の医療機関や介護施設などと連携を図りながら、地域住民の健康増進のために尽力します。また災害拠点病院として、災害時における地域医療を継続するために備えます。
- 診療レベルの向上
-
各分野の常勤専門医師数が大幅に増加し、高度な先進医療の実践をめざします。桑員地区で初めて導入された放射線治療や核医学診断、さらに高精度MRIなどの高度医療機器を活用して、「がん」「脳卒中」「心臓病」など種々の疾患の診療水準を高めます。
- 患者さんに喜ばれる環境整備
-
患者給食の改善や待ち時間の短縮など、患者さんに喜ばれる環境作りをめざします。
- 働きやすい職場環境の実現
-
院内保育所の拡充や働き方改革に沿った勤務形態や労働条件の設定など、職員が喜んで働ける職場環境の実現に努め、三重県の女性が働きやすい医療機関に選定されました。また、三重大学病院と緊密な連携を保ち、人材の相互派遣や人事交流などを促進し、病院スタッフの充実に努めます。
プロフィール
竹田 寬 (たけだ かん)
1949(昭和24)年1月10日生
略歴
1975年 | 三重県立大学医学部卒業 慶應義塾大学医学部放射線診断部研修医 |
1976年 | 三重大学医学部放射線科助手 |
1983年 〜1985年 |
アメリカ合衆国 Johns Hopkins 大学 医学部放射線核医学科留学 |
1997年 | 三重大学医学部放射線科教授就任 |
2009年 | 三重大学医学部附属病院長を併任 |
2012年 | 放射線科教授退職、専任の附属病院長に就任 |
2013年 | 桑名市総合医療センター理事長に就任 |
専門医・認定医
放射線科専門医
核医学専門医
PET核医学認定医
マンモグラフィ読影認定医
病院長ごあいさつ
桑名市総合医療センター
病院長 登内 仁