診療科・部門

周産母子センター

当センターについて

内訳 / 年度 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
分娩総数 215 260 287 301 313 329
無痛分娩 0 0 0 4 7 7
帝王切開術 56 74 105 107 112 129
母体搬送 10 13 23 32 58 47
NICU入院 48 112 178 179 215 190
新生児搬送(他院→当院)注1) 13 6 18 13 17 12
呼吸器管理注2) 3 20 27 20 21 13

 

日本の周産期医療は、高齢出産・早産・低出生体重児の増加という背景もありハイリスク妊娠注3)が増加しています。一方で、母体死亡・新生児死亡は大きく減少させています。約半数の分娩が診療所・助産所で対応されますが、高度な医療が必要になった際に、地域の先生方と私達周産母子センターが密に連携することが予後改善に寄与していると考えます。

当センターは地域の中核病院として、正常分娩だけでなく、リスクの高い妊娠・分娩・出生後の管理を、母児ともに産婦人科・手術室・NICU(新生児特定集中治療室)でチームとなり集学的に行っています。地域の産院で出産後、治療が必要と判断された新生児の搬送も受けいれます。

2020年9月にNICUは12床に増床し、スタッフ配置の都合上9床で運用しています。2022年8月より小児担当理学療法士が常勤となりました。生後の適応過程から、退院に向けての指導、退院後の育児に連続したケアができるよう、多職種が協力・連携してチーム医療で支えます。

 

注1)偶発的自宅分娩も含む。
注2)経鼻持続陽圧換気、高流量酸素療法は含まない。
注3)胎児発育遅延(同じ妊娠週数の胎児の平均体重に比べてとても小さい事)、多胎妊娠(双子以上の妊娠)、早産(37週未満の出産)、前置胎盤、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、糖尿病、甲状腺疾患・自己免疫疾患・腎疾患・てんかんなどの合併妊娠、など。