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令和4年度 大規模地震時医療活動訓練

こんにちは。桑名市総合医療センターの広報を担当しているゆめ子です。

 皆さんもご存知のとおり、日本では南海トラフ地震の発生が危惧されています。
政府の地震調査委員会では、南海トラフ地震の発生確率について、10年以内は10%、30年以内では70~80%、40年以内では90%と予測しています。
 世界でも有数の地震大国である日本では、例年、内閣府主催の大規模地震時医療活動訓練を実施しています。当センターも地域災害拠点病院に認定されていることから、桑名DMAT(災害派遣医療チーム)が訓練に参加しました。その訓練についてご紹介します!

今年は10月1日(土)に三重県・愛知県・静岡県・和歌山県を被災想定地として訓練が実施されました。

  • ◆訓練概要◆
     当センターでは津波による浸水被害が想定されているため「籠城方針」として訓練を実施しました。
    地震発生直後は患者受入や支援に来てくれるDMATの受入が困難であると予想されているため、入院患者様の中で搬送が必要な方の選定を行い、いなべ総合病院との連絡・搬送調整をメインの訓練としました。
  •         ○患者搬送調整                 〇クロノロジー

病院災害対策本部から入院患者情報の提供を受け、搬送調整中の様子。

活動記録を時系列で記載する作業。
誰が見ても状況が把握できるよう、詳細に記載する必要があります。
ホワイトボードに記載された内容は全て電子化します。

                              ~ビリーフィング~(後)~
        ~傷病者リスト~              ~EMIS説明(手前)~

搬送が決定した傷病者をホワイトボードに記載する作業。
傷病者情報・調整状況・搬送状況等の詳細を記載し、情報管理を行いました。

(後)情報共有のため定期的に実施します。
(手前)EMISとは「広域災害救急医療情報システム」の略で、災害時に様々な場面で活用されるツールです。今回の訓練では病院の被害状況登録や、北勢地域内の連携作業に活用しました。

~DMAT活動エリア全体の様子~

医療とは常に必要とされるものです。それは災害時でも変わりはありません。市民の皆さんが安心して暮らせるよう、より良い災害医療体制の構築に努めていきます。

 

 

 

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