「だれでもピアノ®」を活用した取り組みが学会で奨励賞を受賞!
こんにちは。桑名市総合医療センターの広報を担当しているゆめ子です。
| 2025年10月11日~12日に新潟市で開催された「第4回 日本地域医療学会 学術集会」において、当センター職員が「AIピアノを通したアートとケアの対話~地域医療の活性化を目指して~」の演題で発表を行い、全67演題の中から奨励賞を受賞しました。 受賞した管理栄養士の奥田万貴さんにお話を伺いました! |
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Q:「AIピアノを通したアートとケアの対話」とは、どんな取り組みですか?
A:音楽経験がなくても、AIにより短期間でだれでも熟練したピアニストのように演奏できる「だれでもピアノ®」を活用し、音楽を通じて自己表現や社会参加を支援しています。
Q:どのような方々がこの取り組みに参加されたのですか?
A:主に隣接する「就労支援事業所」の利用者の皆様です。これまでピアノに興味はあっても、演奏のきっかけがなかった方々が、「だれでもピアノ®」の導入によってその一歩を踏み出すことができました。管理栄養士や理学療法士などの病院職員が指導者となり、レッスンを通じて達成感や喜び、音楽の楽しさを共有しています。
Q:音楽を通じて、どのような変化が見られましたか?
A:利用者の通所意欲が高まり、自己管理能力の向上にもつながっています。また、院内コンサートや小児リハビリ体験会も開催され、演奏者と観客の双方から好評を得ました。音楽が医療現場に温かなつながりをもたらしていると感じています。
今回の受賞は、地域医療の新たな可能性として、アートとケアを融合させた点が高く評価されたのだと思います。全67演題の中から選ばれたことは、職員一同の励みとなりました。
今後も院内や、地域医療・福祉の現場で広げていければと考えています。「だれでもピアノ®」というアートを通じて人と人がつながり、社会全体のwell-being(ウェルビーイング)向上に貢献してまいります。

